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幸せな王子

オスカー・ワイルド作『幸せな王子』(リトルモア出版、清川あさみ絵、金原瑞人訳)
一読、強烈なインパクトを受けました。子どもの時に読んだうろ覚えの記憶を塗り替える迫力です。
「分け与えるもの」を持っているのに、本当に必要とする人のもとへ届けることのできない王子。自由に飛び回ることができるのに、「分け与えるもの」を持っていないツバメ。ツバメは、王子のせつなさ、もどかしさをわがものとして、いつしか王子の意志となり心となって働き、やがて息絶えます。ツバメが死ぬとき、それは王子が死ぬとき。銅像の王子の心臓がパックリ割れる、という生々しさに、戦慄を覚えました。
王子(詩神)ツバメ(詩人)あるいは、王子(神)ツバメ(私)と重ねて読みたい、そんな気もします。
王子(銅像)は母を知りません。母の暖かさにどれほど憧れたことでしょう。そんな思いも重ねつつ、自分なりに表現してみました。
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by yumiko_aoki_4649 | 2012-06-22 18:12 | 読書感想、書評 | Comments(0)
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詩や詩に関わるものごとなど。


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