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またイジメのニュースです

 テレビの報道で、中学二年の少年が命を絶ったことを知りました。
 なぜ、イジメが起きるのでしょう。報道を見ている限りの私見ですが、先生や学校側の黙殺が、イジメを助長し、周囲の子どもたちを沈黙させ、少年を追い込んで行った様子が見えてきて、胸が痛くなります。
 私が五年生の時、○○菌が付いた~と、○○さんが触れた机や椅子に触らない、というような「イジメ」がありました。最初は鬼ごっこの延長のような、本当に他愛無いものでしたが、いつでも○○さんだけが「鬼」にさせられるのは、やはりおかしい、と感じました。そこで、「触らない側」から離れ、○○さんと一緒にいるようにしたとたん、「点取り虫」やら「(いいこ)ぶりっ子」などと言われ、私もクラス全体から「シカト」されたり、日記を盗まれて回し読みされたりしました。自分が「からかっている側」にいる間は、大したことだとは感じない。でも、「集団にからかわれる少数者」になったとたん、孤独感と絶望感に打ちのめされそうになりました。当時、急性胃炎になって内科医を受診したのですが、先生は聞き上手で、親にも先生にも話せなかったクラスの状況を、その内科医の女医さんにだけは話すことができました。そして、話しただけで、たいした薬も飲まないで「病気」は治ってしまったのでした。その後、担任の先生に勇気を持って打ち明け、先生が上手にフォローしてくれて、集団イジメというか「集団によるからかい」は消えていきました。
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 子どもの心は善でも悪でもない。同じ感情が、他者に対する尊敬や憧憬になったり、ねたみやそねみになったりします。自分自身に自信や誇りを持っている子ども、あるいは、将来に対して何らかの希望を抱いている子どもは、素直に他者を認め、自分も頑張ろう、と前向きになれる。でも、将来に対して希望を持てない子どもは、卑屈になり、他者を攻撃することで腹いせや八つ当たりをしたりする。そんなことから、イジメが始まるのではないでしょうか。
 他者の立場になって感じたり考えたりする「想像力」も、イジメをなくしていくためには大切でしょう。
 子どもたちが希望を持てること。自分に自信を持てること。他者の感情を想像する心の豊かさを持つこと。自分の行為が、「からかい」であるのか、「イジメ」であるのか、自己判断できる良心を持つこと。
 絵本や童話は、子どもの心に一番近いメディアです。子どもたちが自分の心を見つめ直すことができるような上質なものが、子どもたちの身近にあることを願ってやみません


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by yumiko_aoki_4649 | 2012-07-05 09:12 | 随想 | Comments(0)
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詩や詩に関わるものごとなど。


by まりも
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