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谷文晁展

谷文晁展に行く。漢画・大和絵・禅画・韓国や中国の古典的仏教画などが混然とちりばめられ、
時にキッチュな印象すら受けるが、絶妙なバランスで統合されているので、整然と整った感を与える。
大量の模写や写生が残されていることからわかるように、自分の興味のあるもの、面白いものを
貪欲に吸収し、それを常識にとらわれずに組み合わせたところに、谷文晁の総合美があるのだろう。
しかも、ただ漠然と合わせているのではなく、今自分が何をしているのか、どんな効果を意図しているのか、
ということを、きっちり認識したうえで、確信犯的に「統合」させている。中国風の山水を8割、
2割の花と木に大和絵の手法、というような、遠景と近景に分離した「統合」や、大和絵オンリーの中に、
岩だけ中国風、あるいは狩野派山水風の岩や木々、といった塩梅で、テーマやモチーフ、領域ごとに
区分した上で、その領域内は完全にひとつの技法で描ききっている。
曖昧な、特徴のとらえがたい「混ぜこぜ」ではなく、この部分はこの技法、と明確に区分できる潔さと
その自在さに強く興味を曳かれた。25日まで。
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by yumiko_aoki_4649 | 2013-08-01 21:57 | 美術展感想 | Comments(0)
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詩や詩に関わるものごとなど。


by まりも
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