Yumiko's poetic pictures

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カテゴリ:絵画、詩( 25 )

下松手づくり絵本全国コンクール 入選

今年も「手作り絵本」に挑戦し、今年も!佳作をいただくことが出来ました。
小学校の読み聞かせの折り、子どもたちの前で読んだ手製の紙芝居を、製本化したもの。
・・・といっても、中表に折って、裏面どうしを貼りつけただけ、の簡易製本ですが(^_^;)
このコンクールに入選すると、前年度最優秀作品(の製本化されたもの)を、副賞として頂けるのです。
大人部門ももちろん素晴らしいのですが、子ども部門(小学生!)の作品が、毎年楽しみ。
小学校で、あなたたちと同じくらいの歳の子が描いた絵本ですよ!と言いながら読むと、
子どもたちが半身乗り出して聞いてくれます。今年は、どんな「絵本」が届くでしょうか・・・。
画像は、私の「絵本」の数シーンより。
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by yumiko_aoki_4649 | 2014-09-30 11:06 | 絵画、詩 | Comments(0)

第9回「文芸思潮」佳作入選・・・私の原点「宿題」

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初めて、多色木版に挑戦しました。予期していたものと、実際に行ってみるのとでは、雲泥の差。
見当、は紙一枚の薄さがよい。深すぎると紙がずれる。浅すぎてもダメ。絵の具を版にのせるのだと思っていたら、そうではなく、木地に絵の具をしみこませる。水を制するものは木版を制す・・・目から鱗、のことばかりでした。

本年は、常に原点に立ち返りながら、自分の立ち位置を確かめていきたい、と思っています。

「宿題」を掲示します。まだ詩を書き始めたばかりの頃の作品で、表現技法などに稚拙さが目立つのですが、その分、気持ちがストレートに出ている、自分にとっては大切な詩です。

c・・・が旅立った日の朝
夢を見た

白い小部屋に白木の机
机の上に
一冊の辞書

辞書は開かれていた
ページが
ぐしゃぐしゃに丸められて

丁寧に広げのばすと
そこには
Understandingの文字

その瞬間
四方の壁が燐光を発し
光の渦が押し寄せてきた
恐怖に駆られて壁をたたくと
身体は壁を突き抜けた

外は漆黒の闇
黒さえもない
一切の虚無

私はただひたすらに
闇の底へと
落ち続ける

自分の悲鳴に目を覚ませば
そこはいつもの
見慣れた寝室

私は私の身体を確かめ
ただ呆然と
朝日の中に座り続けた

    *

「これから天国への階段を昇ります」
そんなかわいいコトバを残して
おしゃれな靴をきちんとそろえて
c・・・が自ら旅立った日から
既に二十年が経とうとしている

「わかるよ」
そんなおざなりの一言が
かえってc・・・の心を
切り苛んでいたのではなかったか

答えはない

c・・・の父や母や兄や
祖父母や友や先生や親戚
その他多くの人々の
心に深く刺さった悲しみは
時と共に癒える

しかし
「救えなかった」という悔恨は
そんなだいそれたことを出来ると信じた
自分をあざ笑う仮面となって
未だに中空に留まり続ける

コトバは無力だ

とにもかくにも
c・・・は苦悩から解放されて
幸せの国に行ったのだから
それでよかった、と思うほかはない

  *

闇のただ中にいる者に
「明けない夜はない」などと
陳腐な言葉をかける愚かさ

共に闇の底まで降りて
泥にまみれる覚悟が無ければ
差しのべた手は
すがる者を突き放す
鋭い刃と化すだろう

だが闇の底にいる者が
自らの手で己の足元を照らすための
光のかけらを手渡すことなら
覚悟の定まらぬ者にも出来る

世界のどこかで眠り続ける
光のかけらを探し求めて
闇の力につぶされぬように
磨いて磨いて磨きぬいて
そっと「あなた」に手渡していく

それが
c・・・に課された「宿題」
のような気がしてならない
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by yumiko_aoki_4649 | 2014-01-02 16:04 | 絵画、詩 | Comments(0)

現代童画展入選 「I(アイ)の肖像」

昨年に引き続き、今年度も一般部門で入選することが出来ました。今年は、木版画に挑戦しました。
彩色は、仏画などに用いられる「裏彩色」で入れています。
2013年 11月8日(金)~15日(金) 9:30~17:30 最終日は13:30まで入場 東京都美術館
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by yumiko_aoki_4649 | 2013-11-02 09:03 | 絵画、詩 | Comments(0)

無用の用

「芸術」と呼ばれるものは、実益という点では実生活にはほとんど役に立たないけれども、
「芸術」が枯渇している社会、痩せている文化は、実生活のバイタリティーそのものが疲弊しているような気がしてならない。生活のための生命エネルギーのようなものを汲み上げる源泉から、芸術、と呼ばれる様々な表現が生まれてくる。それは個々人の内なる世界に起源を有している。
その、見えない世界と見える世界とをつなぐ架け橋となること、あるいは通路が存在することの証、となることそれが、芸術の果たすべき役割だ、と思う。
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by yumiko_aoki_4649 | 2013-06-09 13:21 | 絵画、詩 | Comments(0)

野遊び

見返りを求めず
手放す心に惹かれる

物も気持ちも
心もことばも
留めおくことなく
行きたい方へ
去りたい方へ

手の平の蒲公英の綿毛
掌(たなごころ)の雲雀の和毛(にこげ)のように
届けたい方へ
捧げたい人へ
ふっと一息に

青空の下
若草が萌え出す野の上で
白く光りながら舞い遊ぶもの

届くことばかり追い求めれば
見失うものがある

光るものがやわらかく運ばれてゆく
その行方を追うともなく眺める
包み支える風の気配
野遊びの楽しみ
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by yumiko_aoki_4649 | 2013-04-25 16:14 | 絵画、詩 | Comments(0)

師恩に謝す

一行一行を独立させなさい
助詞に気をつけなさい
連句の匂い付けのように
ゆるやかに全体が連なるように

師の言葉は極めて具体的だった
とまどうほどに
無心にその作業に没頭するうち
見えてきたもの

虚空に架け渡された
かささぎの橋
見える世界から見えない世界へ
この橋なら渡って行ける

一羽の鳥はひとつの詩行
鳥は遥かな場所からやってきて
中有にとどまったまま
踏みなさい、と背を預ける

中つ国と呼び習わされるよりさらに前から
人は魂の行く末を鳥に託し
とらわれた地上の生から
永久に放たれることを願った

茫洋とした記憶の底から
先人の声がよみがえる
一歩足を踏み出せば
懐かしさが匂い立つ

言葉の底に深く沈んだ
担い手の千年の想いが
鳥の背の温もりを伝い
足裏からのぼりくる

私はただそれをたどり行けばよい
どこかに行こうとするのではなく
鳥たちの導く方へ
かささぎの指し示す方へ

先に歩み去った者が
そこここにともしびを灯している
そのありかを示してくれたあなたもまた
私の少し前を歩き続けている
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by yumiko_aoki_4649 | 2013-03-27 12:55 | 絵画、詩 | Comments(0)

初めてのリトグラフ

誰もが「あるべきよう」を持っている
自ずから見つかる人は 100人にひとり 1000人にひとり
たいていの人は 探しあぐねて苦しんでいる
見つけようとしても見つからない
自分のために、と必死になればなるほど 見えなくなっていく
けれども 誰かのために、と我を忘れていると
ある日忽然と見つかる

誰かのために、ということが 目的になってはいけない
自己犠牲の苦行に 自己充足してしまうから
見つけようという探求心を 失ってしまうから

自己犠牲に甘んじるのは 自分を粗末にすることだ
自分を粗末に扱う人に 親切にされて嬉しい人がいようか

誰かのために、ではなく
誰かに笑顔になってほしい
誰かに嬉しくなってほしい
誰かによろこんでもらいたい
の、ではなく、に。
その遊び心が
正しい道を照らしてくれる

私も笑顔 あなたも笑顔
その穏やかなぬくもりの中では
あなたのため わたしのため
そんなおためごかしは雲散霧消
春の夕暮れのような
優しい明るみだけが
二人を照らしている
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by yumiko_aoki_4649 | 2013-02-27 14:41 | 絵画、詩 | Comments(2)

詩は風にのって

問いかけが風にのり
地球をめぐる

ため息は春風に乗り
悔しさを潮風が運び去り
嘆きを木枯らしが奪い
あこがれを春先の寒さがひきしめて

応唱が立ちのぼる
地球のそこかしこで
呼びかけに気づくともなく
いつのまにか応えながら
それが歌であることもしらず

いつかまた還ってくる自らの息吹
人知れず歌をまとい
数知れぬ色を重ねて
めぐるうち厚みを増した問いかけが
私のもとに還ってくる
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by yumiko_aoki_4649 | 2013-01-27 00:00 | 絵画、詩 | Comments(0)

あけましておめでとうございます!

こどものためのソネットより

「あいにいく」

なりたい自分が私を迎えに来てくれるのを
じっと座って待っていた

車が迎えに来たけれど
なんだか違うような気がして
電車が迎えに来た時も
飛行機が迎えに来た時も

周りに座っていた子どもたちは
迎えに来た乗り物に迷うことなく乗り込んで
どこか遠くへ 目には見えないその先へ
連れ去られるように消えていく

でもそれはなりたい私じゃないかもしれない

だから私はあいにいく
自分の足で
なりたい自分にあいにいく

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by yumiko_aoki_4649 | 2013-01-08 15:11 | 絵画、詩 | Comments(0)

メリー・クリスマス&ハッピーニューイヤー!

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幸いとは「さきはひ」である
この言葉を思うたび
「その先」に耀く光に向かって歩いていく
その光が見える喜びを思う

たとえ「その先」が見えなくとも
後ろ向きに立って歩くより
前を向いて手探りしながら這って行く方がよい

その手を時にぬくもりが包み
時に冷水に触れて肝を冷やす
それでも先に向かって進んでいく
それこそが「さきはひ」ではないのか

忘却とはただ単に
見過ごされた過去に過ぎない
全ては大地の記憶の内にある

幸いとは、「さきはひ」の転じたものだそうです。幸(さち、さき)を斎ふ、祝ふ、あたりが語源であろう、と自己流に解釈しているのですが(間違っていたら、ごめんなさい。どなたかご教示を・・・)音から「先」に向かって「這う」というイメージが浮かびました。古代人も現代人も、音から得るイメージはどこかでつながっているもののように思います。・・・ということで、ソネットもどき。よい年をお迎えください!
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by yumiko_aoki_4649 | 2012-12-26 09:41 | 絵画、詩 | Comments(1)
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詩や詩に関わるものごとなど。


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