Yumiko's poetic pictures

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編み物の季節!

だんだん涼しくなって・・・という感じではなく、いつまでもズルズル残暑が続いて、いきなり冬?という不可思議な気候が続いていますが、朝夕肌寒くなってくると、毛糸のぬくもりが愛おしくなります。

ただ編むのも楽しいけれど・・・残り毛糸、という限られた条件の中で、何ができるか?出来上がりのおよそのイメージはあるものの、何ができるか制作中も不明!こうなってきましたか、それではこうしてみよう・・・という感じの、なんとなく道に迷いながら森を抜ける、という手さぐり感を楽しみつつ編んだものをご紹介。
d0264981_929563.jpg毛糸の太さがまちまちなので、なんとなくたるんでいる部分もありますが、糸の引き締め具合でなんとかフォロー。白っぽい毛糸の部分が浮いてしまったので、後から刺繍を入れました。

編み物って・・・無心になれるから、好き。編んでいるうちに、マラソンでいう「ランナーズ・ハイ」のような、頭が空っぽで、腕と指先のみが動いているのを、目が眺めている、という感じになってくるのですが、これって、座禅の境地ではなかろうか(座禅したことはないけれど)アルファー波がいっぱい出ているかも♪みたいな感じになってくるのですね。不思議。
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こちらは娘用。赤系のモヘアと中細を組み合わせて、ドミノ網、というスクエアパーツを組み合わせていく編み方。

それにしても、算数オンチでいわゆる「割出計算」ができない。いつでも行き当たりばったり、ゲージも取らず、下図も作らず。だからといって、誰かが作った編み図通りには絶対編みたくない!というアマノジャクなので、いつでも一品物、二度と同じものができないのでありました・・・d0264981_9294326.jpg
こちらも娘用のチュニック。色の順番は娘の指定。毛糸を並べて、あーでもない、こーでもない、としばしデザイナー気分のひと時でした。
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by yumiko_aoki_4649 | 2012-10-29 09:32 | 手芸 | Comments(3)

山崎 優子さんの絵本原画展

本日10月17日(水)から31日(水)まで、池袋で、大好きな絵本作家さん
山崎優子さんの絵本原画展示があります!

詳細   絵本横丁 えほんの原画とことばのスケッチ展  http://ehon-yokocho.com/

我が家のスキャナーではごく一部しかコピーできなかったのですが
私の好きなシーンを少しご紹介します。(原画展で展示される作品ではないかもしれませんが…)
こっくりとした色と、ぶわあっと画面から溢れ出す「いのち」のようなもの、そして「父と子」の無言の対話、そのぬくもり、のようなものが、ジーンと伝わってきます。

「こどものあこがれ」としてのお父さん、頼りになる力強い存在、としてのお父さん、でも、じわっとあったかい、お父さん。
「お父さん」が描かれた絵本って、意外に少ないのではないでしょうか。特に、子どもを暖かく見守る存在、としてのお父さんが描かれたもの、は・・・
佐野洋子の『ねえ とうさん』とか、シャーロット・ゾロトウの『おとうさん』とか。

ぜひ足をお運び下さい!
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by yumiko_aoki_4649 | 2012-10-17 09:55 | 美術展感想 | Comments(0)

言霊

 言霊、という言葉があります。口から発せられた言葉それ自体に魂がある、という、古来から日本人の心に息づいてきた考え方です。汚い言葉を口から発すれば、投げかけられた相手ばかりでなく、自分にまで災いが及ぶ。美しい言葉、優しい言葉を発すれば、相手にも自分にも幸いが訪れる…そんな気がして、大好きな言葉です。
 コトバに魂が宿る、コトバに命がある、というのは、現代人にとっては突拍子もない発想かもしれないけれど、最近生まれた言葉(たとえばips細胞)が、人々の口から口に伝えられ、メディアなどによって広められていく様子を見ているうちに、コトバに魂が吹き込まれていくのを目撃しているような、不思議な気持ちになりました。
 私にとって、かつての「ips細胞」は、科学者の専門用語、いわゆるテクニカルタームで、特に何の感慨も引き起こすものではない、無機的でなんの手触りも感じさせない言葉にすぎませんでした。それがここ数日の間に、努力、とか、感謝、とか、チームワークとか、偶然とか奇跡とか・・・いろいろな価値観を呼び起こす、生き生きとした表情を見せる言葉に変化してきたのです。残念ながら、最近の報道によって嘘とか疑惑といったイメージも見え隠れするようになってしまいましたが、それもこの言葉の影の部分として色を濃くしているように思います。この言葉が、実際に人の命を救うことになれば、ますます「ips細胞」は豊かな色彩を帯びることになるでしょう。
 『ビロードのうさぎ』という絵本があります。長く使われているうちに、ぬいぐるみに命が宿り、持ち主にとって本当にかけがえのない、ただひとりの「友達」となっていくお話。持ち主がぬいぐるみに注いだ愛情と、積み重ねられた時間、その間に生まれた思い出が、どこにでもある「なんの変哲もない」ぬいぐるみを、持ち主にとって世界に一つしかない、かけがえのないものに変化させていく。客観的に見れば、持ち主の心の中にだけ起こる情緒の働きですが、ぬいぐるみに「魂が宿った」と表現する方が、持ち主の心の中の実感により近いのではないでしょうか。
 「ことば」にも、そうして魂が宿っていくのではないか。「ips細胞」という言葉を聴くたびに、私の心の中でゆっくりと変化していく「ips細胞」の様子を観察しているうちに生まれた想いです。
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by yumiko_aoki_4649 | 2012-10-16 20:14 | 詩、詩論 | Comments(0)

木になりたい

人と関わりあおうとするのも
人と関わらずにいようとするのも
自分が今いる場所から
動こうとすることには変わりがない

私は一本の木になりたい
枝にそよぐ風を感じ
恵みの雨をひたすらに待ち
陽に向かってのびる木に

小鳥が来たら枝にとまらせ
歌を楽しんだらまた
大空へと飛び立たせる

旅人が来たら木陰で休ませ
話し相手になり静かに見送る
そんな一本の木になりたい
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by yumiko_aoki_4649 | 2012-10-12 13:45 | 絵画、詩 | Comments(1)

   ●

「 ● 」

かつて
黒丸ひとつの詩を書いた男がいた

意識すら凍りつく絶望的な孤独
身動きもままならず
消滅すら許されず
ただひたすらに
肌を切り裂く寒冷に
耐え忍ぶしかない暗黒
―の中にいる蛙に同化した男

彼は自らの絶望を眺め
広大な宇宙の中で
爪の先ほどの位置しか占め得ない
失笑してしまうほどに軽い
矮小な生を眺め
「記号」へと越境した

文字と記号との境界は
思いの他あいまいである
「記号」と「絵」との境い目もまた
だがそれは
言葉で表すという闘争を
放棄することと同義である

表し得ないものがある
しかもそれを
伝えずにはいられない
それが人間の持つ悲しい性(さが)なら
表し得ないもどかしさ
表現しえない切なさに軽く
あきらめの笑みを浮かべて
それでもなお
言葉で伝えることから逃げない

詩を書くとは、そういうことだ
そうせざるを得ない要請である
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by yumiko_aoki_4649 | 2012-10-06 07:54 | 絵画、詩 | Comments(0)

第8回「文芸思潮」現代詩賞佳作入選

おかげさまで、第8回『文芸思潮』現代詩賞コンテストで、佳作をいただくことができました。
名著『詩とは何か』の著者、嶋岡晨先生が審査委員、と知り、思い切って応募した次第。
ささやかな一歩ですが、文芸誌への応募は初めてだったので、とても嬉しいです。
(○○賞、なんて、小学校以来かもしれない^^;)

選考結果は「文芸思潮」48号(11月25日発売)に掲載とのことですが、佳作は誌面には載らないので、インターネットサイトhttp://www.asiawave.co.jp/bungeishichoo/f-sakuhin.htm(作品の広場)の方に掲載手続きを取りました。ご興味のある方は、お手すきの折にでものぞいてみてください。

これからも、日々の暮らしを丁寧に過ごしつつ、絵を描くことと詩を書くことを大切にしていきたい、と思います。d0264981_21194665.jpg
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by yumiko_aoki_4649 | 2012-10-01 21:20 | 絵画、詩 | Comments(4)
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詩や詩に関わるものごとなど。


by yumiko
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